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往年の名選手、ジャンニ・モッタ・フレームにはイタリアン・マット・ゴールドが、お似合い?

誰にも、懐かし~い思い出はあるもの
私も、自転車屋だけにそれに纏わる記憶が甦る
父には自転車が汚れてると、叱られたものだ
変速機を自分でいじり倒して、も~う油で、手が
まっ黒で元通りに出来なくなって、結局は父に託すことに(笑)
でもドロドロの変速機で父の手も、まっ黒になって…

ちょっぴり苦い思い出で?でもある(反省)

皮肉にも今は、あの頃のロードバイクを日々治している
仕事場は、懐かしい「あの頃」の思い出満載なのだ!
あの頃は「ワタナベのジュースの素」や
冷蔵庫に、ホームラン・バーが無くても
「8マン」や「ブースカ」が(古っ)観れなくても
自転車に乗れば、楽しい!幸せ!だった

あの頃みたいに、も一度乗れる様に走れる様に!

古い腕時計が動き出す瞬間にも似た感動がある。
だから何が何でも、なおすのだ!
小さな傷、塗装の欠けにも其々の思い出が宿ってる
でも汚れていると、それが分からない
自分の愛車は、自分で磨いて「この傷は…」などと
武勇伝の一つもつぶやいて欲しいものだ!

☆さてさて今回は、何といっても当店一押しのこの
ブースカ?いやいや、このバイク!
Gianni Motta_01
このジャンニ・モッタ(初期型デッドストック)は、リア・バックの
造りが実に特長的なのであります。
何がて~と,通常はリアエンドに向かってパイプが細くなって行く
ものなのだが、J/Mは何と、その逆なのです!!!
シート・ラグ、いわゆる笹の処から先に行くに従って太くなって
行くのです!
んん?乗り心地?とても素晴らしいのですが…
それが文字で表現出来たら、苦労はしません。
そこはやはり、オーナーだけの特権では?

その後は≪釣鐘式≫のリア・バックへと更に、進化・・・
当時、名選手で在ったジャンニ・モッタ氏とズッロ氏(前出)が
とびっきりの、走り手と造り手が生み出した最高傑作なのです。
Gianni Motta_02
その他にも、BBハイトやチェーン・ステーをBBラグの上面・下面に。
BBラグにも、創意工夫をパイプ位置等、いかに同じコロンバスの
22MMのチューブを使い、より推進力に変えられるか?
各箇所を、この一台(フレーム)を作り上げているのだ。
同じように見えても各社、大きく異なります
Gianni Motta_03
J/MのBBは知りえる限りでも数種類、中にはBB裏にイタリアの地図が
超リアルに、しかも手仕上げで彫り込まれているものも在るほど多種
多様なラインナップをみても恐るべしJ/Mである◎
それは後日アップします、只今リペイント中です。
Gianni Motta_04
またフォークにも素晴らしい作り込みが、そんちょそこらとは訳が
違うよっ!
フォーク・クラウンの上部にも特別な形状を持っていましす。
ヘッドパーツの調整用にアールではなく8面(8角形)形状に!
これは、ヘッドパーツとベアリングの当たりを数回に渡り締め込む
のですが、この位置に工具を噛まして締め込みます。
その作業を見越しての形状、いわゆるナット式に面が効いてくる
ので、ヘッドの締め込み作業もより早く正確に進められる優れ物です!
これも、独自の専用設計。
Gianni Motta_05
この様に、当時のビルダー達は常にラグ部分の処理、火入れ温度や
冶具(縦・横)の調整や細部の工作などの作り込みで、初期加速から
コーナリングの立ち上り、トップス・ピード迄と並々ならぬ長年の
データをもとに、どう走りが変わるのかを試行錯誤しているのです
この時代のクロモリ・ロード・バイクは各社が凌ぎを削っていた
いわばクロモリ戦国時代なのです!
ですから『細かすぎてよく分らない』では、走りの楽しさや喜びは
半減してしまいます。
それぞれのビルダーの意図や違いを理解しながら楽しむのが風情と
云う物では無いでしょうか?
ですから、それなりの目を養う事も大切ですぞ!
Gianni Motta_06
オーナーのW氏もまた、ビンテージ・バイクを楽しんでいる達人の
御一人です、パーツのコーディネイトを見ればそれが解ります!
Gianni Motta_07
でも、ここでトラブル?
ハイ・ローのボルトが社外品、長さも足りずコレでは奥に押し
込めません!
インナーのスプリングも入って無くストック・パーツにて対応。
勿論、気持ち良くRDも動く様に◎
こんなトラブルは日常茶飯事、ゆえに余程の知識と技術を持って
いても、肝心なスモールパーツが無くては仕事に成りません
Gianni Motta_08
見ての通りシャンパン・ゴールドよりも若干濃いめのマット
ゴールドにレッドのピンストライプ・ロゴも珍品です!
Gianni Motta_09
O/H後のRD,チェーンを張り微調整、これで気持ち良く、ノイズ
も無く動きます。
Gianni Motta_10
ブレーキも一度バラバラにしてO/H、これでレバーの引きも軽々!
gianni Motta_11
細かくサイジングをして後はペダルを付け各所の最終点検へと…
Gianni Motta_12
ロールス革のパンチングもめっきり見なくなりましたが、ベスト
マッチは言うまでもなく◎
Gianni Motta_13
この顔、いつみてもカッコイイの一言!
Gianni Motta_14
ホワイトのブラケットもイイですね~。
Gianni Motta_15
ペダルも付け終わり…
Gianni Motta_16
ついついアップに…
偶然居合わせた別のお客様と、しばし傍観イイね~の連発
SレコとCレコの好いとこ取りでもバランス良いでしょ~?
センスよくゴージャスさを演出できたポイントと実この場合
Cレコのヘッドパーツをチョイスしたオーナーのテクニック
ではないでしょうか◎
Gianni Motta_17
シブめのボトル・ケージも付き臨戦態勢(笑)
今回も無事納車に至りました…
Gianni Motta_18

追伸

3/11日、東日本は未曾有の災害及び、それによる大被害を受けました
それは悲しくも、悔しくもあります

直後に遥か遠く、普段より取引のあるイタリアの自転車メーカー
や業界からも「日本の皆様に…」とバイク・ライダーだけでなく
被害にあわれた方々に対し、お気使い、お見舞いをメールにて戴
きました事を皆様にもお伝えいたします!

それとともに、広く自転車を愛する者同士の友情を感じました
深く御礼申し上げます

最後に、当店からも皆様に心から御見舞い申し上げます

 がんばろう・ニッポン!!!
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2011-03-22 : カスタム事例 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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モッタ仲間
私もジャンニ・モッタ好きです。
たぶん、同時代のフレームを所有していますが、現時点で何台くらい日本に現存しているのでしょうねえ。
今回のモッタも良い感じで仕上がっており、たいへん楽しく拝見させていただきましたが、一点気になる部分がありましたのでお知らせいたします。
それは、ブレーキのアウターワイヤーの交差です。通常は今回の写真のようにステムの上で交差するのですが、私の知る限り、モッタでは上から見た場合、ブレーキワイヤーはステムの上を遮りません。つまり、右ブレーキレバーからのワイヤーはステムの右側(上から見た場合)を通りトップチューブへ、左ブレーキレバーからのワイヤーは左側からステム下を通りフロントブレーキへとつなぎます。何故こんなことをするのか、という疑問については、昔のサイスポによると、モッタは色男だったので下を向いたときにステムに写る自分の顔がよく見えるように、との事です。真偽のほどはわかりませんが、オリジナリティを出そうとしたモッタらしいと思いました。全てのモッタがそうだったかはわかりませんが、どうでも良いような事にこだわるのも、また一興かと・・・。長文失礼いたしました。
2011-05-10 20:33 : 佐野 雅哉 URL : 編集
Re: モッタ仲間
ご意見有難うございます

日本国内には総生産量の1割程度しか入っておらず知名度も低いのですが
フレームに対する創意工夫フレームのグラフィック等は未だに刺激的です。
ワイアリングに関してはオーナー様ご希望の仕様で組み上げました(笑)
お時間が在れば是非一度、遊びにいらして下さい!
当時・本人の所にお邪魔した時に、取りためた本社工場や彼の家族写真や
カタログの全ラインナップ等も所蔵していますのでご覧になれますので…

                               店主






2011-05-21 15:41 : hiphipshake URL : 編集
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Author:hiphipshake
HIP HIP SHAKEオーナー。インダストリアルデザイナー、アパレルデザイナーを経て、ついに禁断の自転車趣味を仕事に…。前職の知識と経験を生かして、自転車の「ストリートクチュールカスタム」を提唱。リアルレーサー等、フレームの芯出しからパーツのオーバーホールやチューンナップ迄カッコよくて走れるヴィンテージバイクを多数制作中!

住所:東京都渋谷区神宮前3-36-26
電話:03-5410-5508
営業時間:13~19時
定休日:月曜(第2、3の土日は走行会・イベント等のため不定休)

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